U-NEXT ラーゲリより愛をこめて
U-NEXTでラーゲリより愛をこめてを観ました。
自分でも驚いたのが、松田研三(松坂桃李)が山本幡男の遺書を記憶して家族の元へ届けた時に、涙が自然と流れ落ちたことだった。
ラーゲリより愛をこめてではなくて、他のドラマの登場人物が涙を流すとき、頬を伝って流れ落ちる涙ってあんなのは絶対にありえないと思ってたし、あれは目薬か何らかの道具を使ってるものだと思い込んでた。
でも、まさか自分が、頬を伝って流れ落ちる涙を流すとは思いもしなかった。松坂桃李の演技力があまりにも凄すぎて、これ、役に完全になり切っていて本当に泣いてるんだって感じた。
その様子を見ていたら、自分の目から涙が勝手に流れ落ち、本当に驚いた。感動するとはこういう事なのかと初めての経験だった。
だから、松坂桃李の前に安田顕が演じる原幸彦もまた家族の元へ記憶していた遺書を届けに来た時も涙を流していた。あの涙も原幸彦を演じた安田顕の本当の涙だったんだと思うと役者って本当に凄いなと。
まさか自分が涙を流すとは思わなかった。
映画を見て感動して涙を流すのはあるけど、ラーゲリより愛をこめてを見て流した涙とは全然別物で、自分の意思とは関係なく勝手に涙が出て来たのは初めてで驚いた。
U-NEXTでラーゲリより愛をこめてを観終わった後、山本幡男という人物はどんな人だったのかを知りたくなってグーグルで山本幡男を検索してみた。
写真が掲載されていたのだけど、何となく若かったころの昭和天皇にどことなく似てるような気がした。死んだ場所をみるとソビエト連邦ハバロフスクとある。本当なんだ・・・。
そして、山本幡男の長男山本顕一が立教大学名誉教授だったことが掲載されており、親が優秀ではなかったらこのような肩書を持つ人物にはならないと考えると、山本幡男がどれほど優秀だったのかが伺い知れる。
俘虜としてとらえられても未来への希望を持ち続けるというのは並大抵の精神力では叶わないし、それを見て自分も山本幡男の精神力を見習い自分の未来に対して希望を持つようにしようと思った。
映画なので、どこまでが実話でどの部分が脚色したのかはわからないけれど、本当に良い作品であっという間に2時間が過ぎてしまった。面白い作品でした。
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